炭酸ガスレーザー

炭酸ガスレーザー

最近の歯科・皮膚科・形成外科などの手術には、レーザー治療が用いられるようになってきました。レーザー治療の利点としてあげられるのは、出血や痛みが少ないこと、副作用がほとんどないこと、短時間で手術が終わることなどがあげられます。小さいお子さんや妊婦さんでも安心して受けられるのがレーザー治療の魅力ともいえます。

 

レーザー治療のなかに、炭酸ガスレーザーがあります。炭酸ガスレーザーは工業用に使用されることもありますが、医療用にレーザーメスとしても使われています。炭酸ガスレーザーは人間の目には見えない遠赤外線を使ったレーザーです。このレーザーは水分を含むものに吸収されると発熱する性質があります。人体の約70%は水分ですので、人体の組織に吸収されて熱をもち、その熱によって幹部の治療を行うことができます。

 

皮膚の表皮の部分は熱に弱いため炭酸ガスレーザーの光によって破壊することが出来るので、表皮にできるニキビやほくろの除去手術に有効な手段と言えます。

 

炭酸ガスレーザーは皮膚科や形成外科の分野だけでなく、歯科治療も多く用いられています。歯科治療では幹部の切開はもちろん、炎症の緩和・歯に付着したメラニン色素の除去、歯質の強化にも利用されることができます。

 

炭酸ガスレーザーのメリットは、切開しながら神経を閉じるので痛みが少ない、切開しながら小さな血管を閉じるため止血効果があるため出血が少ない、通常のメスのように体に直接触れないので患部以外の部分を傷つけることなく感染も少ない、などがあります。逆にデメリットしては、熱によって軽いやけど状態になりケロイドとして肌に残る場合があるということです。皮膚が再生するまでには1〜2週間かかりますので、炭酸ガスレーザーによって治療を受けた場合は医師の指示に従って軟膏を塗ったり、薬を服用したりする場合もあります。